全体思考とはチームや組織において、一人の視点や一方の視点ではなく、自分を含めた全体を様々な角度、様々な視点で捉え、全体にとって最大最適を考えることを言います。
それは自分を含めたみんなを高いところから全体を見下ろす感じです。でも、くれぐれも見下すのではありません。
多数決のように偏ったり、大きな声の意見に左右されることなく、全体のことを考えることを大切とする考え方のことを言います。
全体を観る視点を持つ
多くの場合、一人ひとりは自分の視点でのみものごとを見たり、捉えたり、考えたりするケースが多いと思いますが、相手の立場に立つことや、さらに別の視点でものごとを見ることや捉えること、考えることが大事です。
何故ならば自分の視点からだけでは見えないことも気付かないこともあるからです。
あらゆる角度から見ること、高い視点や低い視点からみることで、そのものの全体像をとらえることができるようになります。
そうすることで、それが「問題」だった場合には早く解決に向かう事ができます。
多数決はNG?
多数決は少数意見を切り捨ててしまう決め方ですので、極和ファシリテーションでは良しとしていません。
少数意見も多数の意見もそれぞれに価値があり、それぞれの良いところを出し合い、足したり掛けたりしながらより良い答えを引き出すのがファシリテーションです。
なのでファシリテーターは中立の立場で双方の意見を同じように扱うことが大事になります。これは、一人ひとりを大切にしていることに繋がり、しいては組織全体を大切にしていることになります。
会議の場面では声の大きい人や、発言回数の多い人に左右されてしまう傾向がありますが、そうならないようにファシリテーターは配慮する必要があります。
ファシリテーターを目指すのであれば、まずは最初に「全体思考」で考えられるようにすることが大事です。
まとめ
全体思考とは、一つのものごと、できごとに対して、一方的な視点だけではなく、
あらゆる視点・・・角度や高さなど・・・で見る、捉えることを言います。
ファシリテーションを語るときの基本中の基本です。
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